ソレラがおすすめするファスティングは、
水だけの「断食」やひたすら食べない「拒食」と違い、
空腹感に悩まされる事のない方法で腸に休息を与える
断食法です。
1日に必要な最低限のカロリーと、ミネラル・ビタミンを
補いながら行うので、健康を害する心配は全くありません。
開始前の準備期と終了後の復食期には、からだの正常な働きを促す、
酵素食メニューをご紹介しながら、正しい食事法を
身につけて健康体を目指します。
断食の状態に入ると、長時間食べ物が胃に入って
こない事にからだは異常を感じ始めます。
最近メディアでも話題になっているサーチュイン
遺伝子という細胞の修復システムが働き始めます。
さらに、いよいよ内臓脂肪の燃焼が本格的に始まり、当然ダイエット効果が期待できます。
そして、大切なのはここからの奇跡のホルモンの分泌による、体中の血管の大掃除が始まる事です。
ファスティングの間は、固形物を摂らないので消化酵素を使いませんし、胃もゆっくり休めます。
消化酵素として使われていた物は、すべてが代謝酵素に変換され、日頃排出できない
細胞内に溜まった有害ミネラルや毒素を尿としてどんどん排出します。
腸は肌や髪をはじめ、からだの細胞に必要な栄養分を吸収し、同時にからだの免疫の
最前線基地でもあります。
小腸には、リンパろ胞・パイエル板等と呼ばれる、からだを外敵から守る免疫細胞が集結する
基地が沢山あり、腸内に侵入した菌やウイルス、有害物質を退治しています。
一方大腸には500種以上、600兆個以上の腸内細菌が群れを作って定着しています。
ここは腸内フローラ(細菌叢)と呼ばれ、この中に乳酸菌やビフィズス菌等の善玉菌、
ウェルネス菌などの悪玉菌がいます。
この腸内細菌の総重量は1キロから1.5キロにもなるといいます。
腸は悪玉菌によって作られた多くの有害物質に触れるため、
様々な病気が発生しやすい臓器です。
ここを抗生剤などで破壊しすぎると、活躍すべき免疫機能も全て失われてしまう事になります。
アンモニア等のアルカリ性物質のはびこった腸内環境をファスティングにより整え、全身の老化を防ぐ腸の力を呼び戻せるのです。
腸と脳は、自律神経を通じて情報をやり取りしています。自律神経には、交感神経と副交感神経
とがあり、この二つのバランスが健康を維持します。
ストレスを受けると、不安、怒り、悲しみといった感情を支配する大脳辺縁系ホルモン放出ホルモン
(CRH)が多量に放出されます。
この過剰な分泌が、不安症状やうつ症状を引き起こす原因という事が分かっています。
ストレスで下痢や便秘になることもこの影響を受けて起こる反応です。
また、腸からの不調情報は喜怒哀楽の情動に加え、胸が苦しいとか鳥肌が立つなどの
からだの変化を伴う不調も現れます。
一度のファスティングで、これらの不安症状がなくなり抗うつ剤に頼らなくなった事例も
多くあります。
このバランスを意識した食生活やファスティングの実践で心の健康も保ちたいですね。
栄養を吸収して全身に送り出し、不要な物は排出するのが腸の役割。
しかも、他にも免疫や内分泌系に働きかける等して、老化やさまざまな病気から守って
くれています。
つまり、腸に良い食事や生活習慣は、そのまま全身のアンチエイジングにつながるのです。
まずは、ファスティングで一度すっきり整えて、正しい食生活習慣へと見直しをして
いただきたいと思います。